「大体」で楽しむ鉄道模型

肩ひじ張らない鉄道模型ライフを標榜するブログ。 中古・ジャンクNゲージの整備備忘録、たまの新製品レビュー、それらの走行動画など、すべてが「大体」です。「大体」な感じでご覧ください。

■185系の比較■TOMIX、KATO、MICRO ACE各社の185系モデルたち

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185系の実写記録のときにチラッと登場しましたが、2020年3月発売のTOMIXの「98961 185-200系特急電車(国鉄特急色)セット」を購入しております。

(185系の実写記録はこちら)

https://daitaitetsu.hatenablog.com/entry/2020/03/22/233424

 

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↑ついでに、我が家に在籍している185系を全部引っ張り出してみた様子がこちらです。実車記録記事の時に出し忘れていたマイクロエースのフルフルも並べてみました。

KATOの単品時代の185系0番台踊り子から始まって、マイクロエースの200番台フルフル、KATOの200番台湘南色、同じくKATOの200番台踊り子、TOMIXの200番台特急色というラインナップです。TOMIXの特急色以外は全部中古で購入しました。ちょっとそれぞれ見てみましょう。

 

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↑まずはKATOの単品時代の185系0番台。我が家では唯一の0番台になります。ケースの裏書によると製品は「4060-② クハ185 先頭車」「4061-② モハ184 中間車」「4062-② モハ185 中間車(M)」「4063-② サロ185 グリーン車」「4064-② モハ185 中間車(T)」の5種類がラインナップされていたようです。

 

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↑私はここ数年で中古をコツコツ買いためて編成にしています。現在はクハ×2、モハユニット×3、サロ×2、サハ×1の11両が在籍中。4〜10両編成が自在に組めます。クハの100番台は商品化されていませんので、上り下りどちらも0番台を使うことになります。

 

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マイクロエースの「A-4140 185系シュプール号フルフル」。1999年の発売。後発のベストリニューアル品とは違ってサロの中身に動力がいっぱい詰まって窓が黒く塗りつぶされているやつです。某模型店にはベストリニューアルを差し置いてまだ「新品」の在庫があるようですよ(笑)動力が不調でしたので整備しました。その整備録はまた後日。

 

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実車シュプール号運転10周年を記念して1994年に登場。広告条例に抵触すると東京都から横ヤリが入りかけたほどのド派手な塗装が印象的です。賑やかなのでレイアウトが華やかになります。

 

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↑KATOというかラウンドハウスから2011年に発売された

「10-925 185系200番台 湘南色タイプ 7両セット」。ヤフオクで綺麗そうなのが出品されているのを見かけて、探していたわけでもないのに思わず入札&競ることもなく落札してしまったものです。9000円とかそれくらいだったかな?若干のタバコ臭のほかは美品だったので満足です。ちなみにコレ、KATOのホームページではまだ新品が売っているっぽいですね。

 

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↑「草津」運転50周年を記念して80系を模した金太郎塗りの湘南色が印象的ですね。

 

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↑80系とのツーショット。本気で寄せにいった塗装だったんですねぇ。思った以上に似ていてビックリです。

 

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↑2017年発売のKATOの「10-1442 185系200番台 踊り子色 7両セット」。ヤフオクで6000円くらいで落札しました。車内が一部改造のうえ社外品のLED室内灯が装着されているのでジャンク扱いでしたが、お買い得だったと思っております。

 

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↑室内灯は恐らく庄龍鉄道さんのグランライトです。適切に装着すればほとんどチラつきも無いようですし何より明るいです。

 

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↑そして冒頭にご紹介したTOMIXの「98961 185-200系特急電車(国鉄特急色)セット」です。ラウンドハウスの湘南色を落札した勢いで特急色も探していたところ、ちょうどTOMIXからリリースが発表されたので思わず予約しちゃったものです。

 

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↑モデルとなった157系とツーショット。似てるなぁ(笑)これまた本気で寄せた塗装だったんですねぇ(感心)

 

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↑初めて5本一気に並べましたがなかなか壮観ですね。せっかく並べたのでちょっとくらべてみましょう。TOMIXの旧製品が無かったりしますので網羅的な比較ではありませんし、私のことですからもちろん「大体」ですけどね(*´-`)

 

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↑まずはお顔の勢揃い。左:KATO単品、左中:マイクロフルフル、中:KATO湘南色、右中:KATO(2017)、右:TOMIX特急色です。一番左のKATO単品以外はクハ185の300番台です。レールの高さも若干違いますがTOMIXの車高の低さが際立っているように見えます。そして車高が低いからか一番太っちょに見えます。マイクロはほっそり顔ですね。拡大してみましょう。

 

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↑KATO単品のクハ。我が家唯一の0番台でヘッドマーク下のタイフォンはスリット状の表現。ヘッドマークは交換式。点灯していないとよく見えない時代のものです。


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↑マイクロフルフルのクハ300番台。ボディが0番台と共通なので200・300番台にあるはずのタイフォンカバーはありません。ヘッドマークはシール式でハッキリ見えます。


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↑KATO湘南色。これはタイフォンカバーが再現されています。交換式ヘッドマークですが、消灯時もかなりハッキリ見えます。


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↑KATO(2017)。前面窓の縦フレームが黒くなってカッコイイです。実車は登場時から黒でしたが模型はみんな銀でしたよね。スカートが強化型になっています。交換式ヘッドマークは消灯時でもバッチリ見えます。

 

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↑そして、両端クハのスカートが作り分けられるようになりました…が、200番台では三つあるはずのジャンパ栓受けが一つなので0番台からの流用のようです。ボディのジャンパ栓納めも省略されていますが、あったらカッコ良かったのに(*´-`)


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TOMIX特急色。ジャンパ栓パーツ、列車番号表示器、作りこまれた乗務員室内が目につきます。

 

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↑300番台のジャンパ線納めは一つだけ残してあとは土台のみの状態が再現されています。そして、スカートも200番台(右)と300番台(左)とで作り分けられていて、TOMIXはジャンパ栓受けが三つ残った正統派200番台仕様です。ただし、200番台の栓受けは二つしか表現されておらず、三つ目があるべきはずの場所は空洞になっています。ということは、この200番台のスカートパーツは、ジャンパ栓パーツの端を収めるためにこの部分の表現を割愛した300番台の金型から反転させて作っているんですね。合理的な作り手の技ってとこでしょうか。

 

続いて横顔を拝見…

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↑KATO単品。国鉄仕様なので「JNR」マーク入り、無線アンテナ無し。ついでに信号炎管も無く、乗務員室上の屋根は無線ホイッスルカバーのみの表現です。車体にはS型のATS標記、エンドマークあり。KATOは昔から車体標記がしっかりしていますね。


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↑マイクロフルフル。この塗装は見事ですね。自分では絶対に再現できない(したくない)塗装を、カラーバリエーションの一環であっさりと製品化してしまったのは「塗装のマイクロエース」の面目躍如といったところでしょうか。発売後にあっという間に品薄になったというのもうなずけます。その代わりというか車番以外の車体標記はありません。フルフル塗装で手一杯ですからね、仕方ないですね。無線アンテナの再現なし、ホイッスルカバーあり。信号炎管はピカピカ光る金属製です。細かく見ると、KATO単品では表現がある乗務員扉後ろのステップ上の屋根手すりが無いですね。言わなきゃ誰も気づかないからいいでしょう( ´∀`)

 

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↑そしてマイクロエースの得意技「座席の頭カバー塗り」もこの頃から炸裂しています。室内灯をつけなくても目立ちまくるほどバッチリ塗られています。賛否はあると思いますけど、私はこの塗り分けは好きです( ^ω^ )

 


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↑KATO湘南色。信号炎管と無線アンテナのパーツが付属。標記はATS(P型とS n型)、エンドマーク、それと小さなJRマークです。特別塗装の時のJRマークはこんな所にあったんですね。それから、乗務員室扉の下端の手かけが印刷で再現されています。実車で追加になったものを模型でも追加したようです。細やかな仕事ですね(^^)

乗務員室扉の斜め後上方の雨樋が三角に出っ張っている部分は無視して緑が直線的に塗られていますが、実車もそのように塗られていたようですね。


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↑KATO(2017)。標記類は湘南色とほぼ同じですが禁煙車マークが追加されました。

 

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↑JRマークはクハの車端の定位置に戻っています。


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TOMIX特急色。標記は小さなJRマークのみ。TOMIXは標記類の印刷に熱心ではないですよね。塗装はムラがあったり塗料が薄いのかノリが悪かったりでイマイチです。乗務員室扉両脇の埋め込み式の手すりは、実車が埋め込み部=赤、手すり=クリームなのに対して、埋め込み部=クリーム、手すり=赤になっています。これは塗り分けるつもりは無く、単にクリーム→赤と塗って凹みに赤が回らなかっただけですね。普通はやらないですけど、赤→クリームって塗ったらバッチリだったのに(^^;;

乗務員室の斜め後上方の雨樋が三角に出っ張っている所は実車同様きちんと赤く塗られていますので、こだわりがないわけではなさそうです。

 

ここで気になる「お顔の似ている似ていない」を見てみましょう。実車と並べて一気にどうぞ。

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↑うーん…個人的な感想だとどれも今ひとつ似ていないかな(;´Д`A 実車の前面窓はもう少し上下の幅が広く見えますし、下ぶくれの曲線は車体裾でもう少し絞りこまれると思うんです。一言で言うと、実車の「かわいい印象」が再現されていないというかなんというか…。塗装違いも混じってますからこの写真でどうこうは言えないですけどね。

一番近いのはTOMIXで、一番遠いのはほっそり縦長顔のマイクロでしょうか。まぁでも、どれも細かく見比べなければ疑いようもなく185系ですから問題無いですね( ´∀`)

 

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↑モハ185のパンタ側。左からKATO単品、マイクロフルフル、KATO湘南色、KATO(2017)、TOMIX特急色。取り立てていうほどの差は無いでしょうか。この辺りは昔から各メーカーが気合をいれて造りこんでる部分なんですね。マイクロの避雷器がクハの信号炎管と同様の金属製なのが目を惹きます。実車がどうこうはともかく、キラリと光るメタルパーツは男の子心をくすぐる高級感があって私は好きです( ´∀`)

 

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↑そしてサロ185です。これはTOMIX特急色。TOMIXの現行モデルが発売になった時に「サロ185の200番台にトイレ窓が再現された」と話題になったようです。皆さん実車をよくご存知ですねぇ(感心)写真の左端上の楕円の窓がそれです。

ちなみにTOMIX特急色はこのサロだけクーラーキセがグレーで、ほかの車両はシルバーです。きっと実車もそうなんでしょう。


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↑KATO(2017)。確かにトイレ窓がありません。ボディを0番台と共用するためにわかっちゃいるけど省略した、っていう部分なんですかね。

車番が斜めストライプとかぶっているのは、実車が最初横帯のリレー号塗装でデビューしたので車番がセンターにあるからですね。


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↑KATO湘南色もトイレ窓は無し。帯入りグリーン車塗装でクラシカルな雰囲気です。


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↑マイクロフルフル。こちらもトイレ窓は無し。フルフル塗装で手一杯ですからね、仕方ないですね(;´Д`A


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↑KATO単品。こちらは0番台ですからトイレ窓は無くて正解。斜めストライプ塗装でデビューしたので車番は脇に避けられています。

先のクハの乗務員室扉の手かけといい標記類の再現度の高さといい、KATOは昔から塗装でなんとかなるものは積極的に取り組んで、再現を試みたり「タイプ」モデルで出したりしている気がしますね。金型云々の話になると消極的っぽいですが。

 

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↑前置きが長くなりましたが、走行動画にまいりましょう。今回は5本とも走りますよ!メーカーや時代の差が感じられる…と思います(^^)

https://youtu.be/2tZRrLx9juU

【走行模型①】

KATO 4060-② クハ185 踊り子号 ほか単品10両

 

【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。


外観の細密さ★★★☆

走行の安定性★★★★

走行の静粛性★★★★

取扱の容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★


総合評価:★★★★


あとに続く同社185系の基礎をいきなり確立してしまっている凄いモデルです。

後の製品と比べると走りが劣るのは仕方ないですが、単体で見れば良い走りです。

ちょっと古い構造ですが、分解でそこまでイラつくことはなく、整備も容易です。

10両編成で走らせると古いモデルとは思えない貫禄があります。


【走行模型②】

MICRO ACE A-4140 185系シュプール号フルフル


【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。


外観の細密さ★★★☆

走行の安定性★★★☆

走行の静粛性★★★

取扱の容易さ★★★★

溢れ出る魅力★★★★★


総合評価:★★★★


ちょっと細っそり顔だったり屋根の塗りが厚ぼったかったりしますが普通に良く出来たモデルだと思います。

ちゃんとメンテナンスすれば意外と良い走りを見せますがTOMIXの旧ダブルクロスポイントは苦手なよう。

頑丈なので分解メンテナンスも苦になりません。

金属製の信号炎管や避雷器、何よりど派手なフルフル塗装はレイアウトの華と言って良い魅力があります。


【走行模型③】

ROUND HOUSE 10-925 185系200番台 湘南色タイプ 7両セット


【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。


外観の細密さ★★★★

走行の安定性★★★★☆

走行の静粛性★★★★☆

取扱の容易さ★★★★☆

溢れ出る魅力★★★★★


総合評価:★★★★☆


基本的には単品発売時代と変わらない造りなのに古びた感じがしないのは凄いです。

最新製品には若干劣る気がしますがKATOらしい流石の走り。

分解でイラつくことはなく、整備も容易です。

まさに「異色」の金太郎塗り湘南色は模型にしても魅力たっぷり。


【走行模型④】

KATO 10-1442 185系200番台 踊り子色 7両セット


【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。


外観の細密さ★★★★☆

走行の安定性★★★★★

走行の静粛性★★★★★

取扱の容易さ★★★★☆

溢れ出る魅力★★★★★


総合評価:★★★★★


細部までしっかりと造りこまれた良品ですが、200番台車の再現としては今一歩なのが残念。

走りは信頼のKATOクオリティです。

分解でイラつくことはなく、整備も容易です。

いずれにせよ、現代の基準を満たしたハイクオリティモデルだと思います。


【走行模型⑤】

TOMIX 98961 185-200系特急電車(国鉄特急色)セット


【走行模型の私的五段階評価】

★…1ポイント ☆…0.5ポイント

※★3つが標準です。あくまで個人の感想です。


外観の細密さ★★★★★

走行の安定性★★★★★

走行の静粛性★★★★★

取扱の容易さ★★★★☆

溢れ出る魅力★★★★★


総合評価:★★★★★


個人的にはもうちょっと似せられるはず!と思ってしまいますが、こだわりを持って再現された外観は現時点での185系モデルの決定版と言ってもいいでしょう。

HGシリーズの走りは鉄板ですね。

分解でイラつくことはなく、整備も容易です。

157系と並べるとニンマリできる魅力溢れるモデルです(^^)

 

TOMIXから湘南色でますかねぇ…「さよならセット」は間違いなく出すでしょうね。

今回も大体のところで楽しめました。

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